地球の危機は、生命の危機
地球は水の惑星とも言われ、地球表面の約3分の2が水に覆われています。しかし、97%までが海水であり、飲料水には適していません。
73億の人間が地球上の3%の水に頼っていますが、現実に使用可能な状態の水は全体の0.0001%に過ぎません。急速に進む温暖化、砂漠化によって、淡水が目に見えて不足しており、汚染が進む表層水、枯渇する地下水といった水危機を抱えています。
大切な森の水
水分が70%を占めている人間にとって、水はまさに生命そのものであり、水によって身体も心も癒やされています。世界的にみれば日本は適度な降水があり、良質な水に恵まれた国ですが、それらは太古の昔から受け継がれてきた森林による恩恵とも言えます。しかし世界的なレベルで見れば、森林の伐採による緑地の減少傾向は地球温暖化にとっても深刻な問題となっています。
緑地化、植林、植樹活動
今も毎日、森林は減少を続けて、世界全体での森林の純消失面積は年間520万ヘクタール、日の国土の約14%にあたる森林が一年間で地上から消えたことになります。世界で最も森林減少が著しいのは、南アメリカ、東南アジアそしてアフリカの熱帯諸国です。
森林の再生には長い時間が必要です。
GREEN WINDはNPO法人“地球の緑を守る会”と共に、南アメリカのブラジルとの国境近いパラグアイ共和国、アルトパラグアイ州のレダ地域の植樹活動に協力してまいりました。
2009年から2018年までで周辺の村まで含めたGREEN WINDの植樹総面積は1.5ヘクタールとなり、植樹本数は606本となりました。
南アメリカ大陸のほぼ中央部に位置するこの地域はパンタナールと呼ばれ、世界最大級の熱帯性湿地でもあります。2000年にはパンタナール自然保護地域としてユネスコの世界遺産に登録されています。またラムサール条約の登録地でもあります。
レダ | レダ周辺村落 | |
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2009年 | 36 | |
2010年 | 36 | |
2011年 | 36 | 36 |
2012年 | 36 | 36 |
2013年 | 36 | 36 |
2014年 | 36 | 36 |
2015年 | 36 | 36 |
2016年 | 36 | 36 |
2017年 | 36 | 36 |
2018年 | 15 | 15 |
合計 | 339本 | 267本 |